ダン・ホワイトの犯行そして判決は?!

「ミルク」の作中でもハーヴェイ・ミルクの命が狙われていることを示唆している様子があります。そしてミルクの元には、ミルク殺害予告などの手紙なども数多くありました。ハーヴェイ・ミルクは自分がゲイであることを公言していて、人間性もとてもオープンな人間でした。自分が殺されるかもしれないと強く思っていたからこそ、もしも自分が暗殺されたときにはこのテープを公開して欲しいと残しているので、かなり激しい脅迫状もありました。

演説をしている最中に撃たれてしまうかもしれません。でもゲイであることを公言してオープンに活動しているハーヴェイ・ミルクの姿はLGBTの人たちには勇気と希望になります。同性愛者に対して激しい差別があり風当たりが強い中でも、臆することなく活動する姿をみてガッチガチ保守のダン・ホワイトは憎しみを強めたので沿う。

アメリカの映画

ダン・ホワイトによる暗殺

突然辞任表明をしたにもかかわらず、再び復職を願い出たダン・ホワイトですがハーヴェイ・ミルクは、ダン・ホワイトのことをかなり危険な男だと感じていました。そしてダン・ホワイト自身がゲイだったという証拠はありませんが、戦いが内側に向かう人間ほど危険なものはなく、オープンな人間に殺意を抱くことを生前に話をしています。

ホワイトは負けず嫌いで、一緒に議員になり脚光を浴びているミルクに対して激しく嫉妬していました。そしてその性格ゆえにホワイトは、内へ内へと溜めてそれを溜め込み何かやらかすのだろう。。ということを危惧していた通りの事態になってしまいました。

用意周到な暗殺

再び復職したいことを市長に申し出して、再任されると思っていたものの結局その再任は反故にされたことを知ったダン・ホワイトは激しい憎しみを抱き殺害するために、銃と予備弾薬10発を持って市庁舎へと向かいます。

市庁舎の正面入口には金属探知機が取り付けられていえるため、正面玄関を避けて開いていた半地下階の窓を通って市庁舎に忍び込みました。そしてホワイトは市長の執務室に入り、マスコーニ市長を問い詰めます。自分を再任するといっておきながら、それを反故にするということは裏切り行為ではないか?!とマスコーニ市長を問い詰めて、マスコーニ市長の肩そして胸にそれぞれ1発ずつ打ち込みます。さらにとどめとして頭部にも至近距離から2発を打ち込んでいます。

そして銃に弾丸を再装填して、市役所の反対側に進みます。そこでホワイトは因縁の相手ミルクに出会いました。そしてミルクの胸に3発の銃弾を撃ち、至近距離の頭部にはとどめとして2発の銃弾を放っています。

ドキュメンタリー映画を見る

裁判の判決

裁判の最中にホワイトが主張した内容では、マスコーニ市長を殺害した後に市役所の反対側でミルクに出会ったときに、ミルクは薄笑いを浮かべながら、ホワイトの代わりにドン・ホランジーが任命された決定は「too bad」とホワイトへ話したいいますが、それも都合のよいように主張しているだけかもしれません。

10発の予備弾と銃を持って金属探知機を避けるために、半地下窓から忍び込みおまけにマスコーニ市長とミルクに対して、頭部に2発もの銃弾を放っているにもかかわらず、ダン・ホワイトは裁判で計画的な殺意を否定しました。

ダン・ホワイトに下された判決はというと、責任軽減が認められて計画的殺意のない殺人で有罪。禁固刑7年8ヶ月の宣告となりました。この判決は、あまりにも寛大すぎるのでは?!と非難される判決となりました。ドン・ホワイトの弁護士たちはというと、「ゲイに対して賛成的」と思われる人物が陪審員になることを阻止したほか、ダン・ホワイトが犯行時に鬱状態だったという主張をするために、心理学者も連れてきました。そして常にダン・ホワイトが健康面に配慮していたのに、ジャンクフードを食べたことで精神状態が正常ではないという主張をしました。このようにダン・ホワイトの弁護展開をしたがために、ジャンクフードが殺人の原因になるという誤解までも生んだほど、強引な弁護でダン・ホワイトの精神状態を論争点にあげるようにしました。

タメになる映画