映画「ミルク」 ハーヴェイ・ミルク=最後の8年間=

評価も高く、内容がなかなか一般的ではない繊細なテーマが話題となった映画「ミルク」。 アカデミー賞2部門受賞、8部門ノミネート された「ミルク」を自分の感想を織り交ぜて紹介します。

劇場で見たときは、男同士のきわどいシーンに多少の違和感を感じてしまったのですが、主人公のハーヴィーがゲイ仲間を組織し、公職に挑み、世の中を変えようとする姿に引き込まれていきます。彼は常に前向きで、どんな困難にも楽しんで立ち向かっていきます。特に印象的だったのはハーヴィーとゲイ反対派の公開討論で、ハーヴィーの主張がこれでもかと心に突き刺さってきます。映画の元となった人物、ハーヴィーの生き方に大注目です。
DVDも販売されているので、この機会に見てみてください。きっと感動しますよ。?

映画「ミルク」予告編

「ミルク」は希望のはじまりだった。 1999年「タイム誌が選ぶ20世紀の」100人の英雄」に選ばれた、ハーヴィー・ミルク。彼の人生の最後の8年間を描いた感動の実話。 1978年11月27日、ひとりの政治家が志なかばで凶弾に倒れた。1970年代に同性愛者であることを公表してアメリカで初の公職に就いた、ハーヴィー・ミルク。それは-単なる政治家の死ではなく、社会におけるさまざまな弱者の声に心で向き合った、英雄の死であった。

解説

1970年代の米国で、同性愛者であることを公言して初めて公職に就いたハーヴィー・ミルクの人生を描いたドラマ。ショーン・ペンが「ミスティック・リバー」に続く二度目の主演男優賞を受賞した他、第81回アカデミー賞では8部門ノミネート。監督は「エレファント」でカンヌ映画祭パルムドール受賞のガス・ヴァン・サント。

あらすじ

1972年。ハーヴィー・ミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット・スミス(ジェームズ・フランコ)と恋に落ちる。サンフランシスコへ引っ越した2人は“カストロ・カメラ”という名のカメラ店を開業。社交的性格のミルクを慕って、店には周囲の同性愛者やヒッピーたちが集まるようになる。やがて、彼らを快く思わない保守的なカトリックの住人たちに対抗するため、ミルクは新しい商工会を設立。“カストロストリートの市長”と呼ばれるようになる。1973年11月、ミルクはサンフランシスコ市の市政執行委員に立候補。同性愛者を含む全ての人間の権利と機会の平等を訴えるが落選。2年後も落選するが、市長に当選したモスコーニ(ヴィクター・ガーバー)の知己を得る。政治的活動の幅を広げていくミルクだったが、恋人スコットとの間には別れが訪れる。1977年、3度目の立候補で初当選。同性愛者であることを公言して当選した米国史上初めての公職者の誕生だった。委員に就任したミルクは、同性愛者の教師をその性的指向を理由に解雇できるとする“プロポジション6号”の住民投票を巡って争うことになる。全米で同性愛者の権利剥奪が進む中、カリフォルニアでこれが成立すれば、同性愛者だけにとどまらず、全ての社会的弱者に対する差別が拡大していく恐れがあった。信念を持って反対運動を繰り広げるミルク。賛成派との熾烈な戦いの下、元大統領カーターや現職大統領レーガンの賛同も取り付け、見事否決を勝ち取る。1978年11月27日。辞意撤回がモスコーニ市長に拒否された同僚の市政執行委員ダン・ホワイト(ジョシュ・ブローリン)が拳銃を手に市庁舎へ侵入。市長とミルクを射殺した。享年48歳。委員就任後、わずか11ヵ月の出来事だった。同性愛者だけでなく、サンフランシスコの3万人を越える市民がカストロ地区から市庁舎までを行進し、その死を悼んだのであった。

キャスト

役名:俳優(ソフト版日本語吹き替え)

  • ハーヴィー・ミルク:ショーン・ペン(吹替:清水明彦)
  • クリーヴ・ジョーンズ:エミール・ハーシュ(吹替:浅沼晋太郎)
  • ダン・ホワイト:ジョシュ・ブローリン(吹替:咲野俊介)
  • スコット・スミス:ジェームズ・フランコ(吹替:加瀬康之)
  • ジャック・ライラ:ディエゴ・ルナ(吹替:川本克彦)
  • アンネ・クロネンバーグ:アリソン・ピル
  • ダニネル・ニコレッタ:ルーカス・グラビール
  • ジョージ・モスコーニ:ヴィクター・ガーバー
  • ジョン・ブリッジス:デニス・オヘア
  • ディック:ジョセフ・クロス
  • デヴィッド:ハワード・ローゼンマン
  • ジム:ブランドン・ボイス
  • マイケル:ケルヴィン・ユー

主な受賞

  • 第81回アカデミー賞:主演男優賞、脚本賞
  • 第43回全米映画批評家協会賞:主演男優賞
  • ニューヨーク映画批評家協会賞:作品賞、主演男優賞、助演男優賞
  • ロサンゼルス映画批評家協会賞:主演男優賞
  • 第24回インディペンデント・スピリット賞:助演男優賞、新人脚本賞
  • 放送映画批評家協会賞:主演男優賞、アンサンブル演技賞
  • 全米映画俳優組合賞:主演男優賞
  • 全米脚本家組合賞:オリジナル脚本賞
  • ボストン映画批評家協会賞:監督賞、主演男優賞、脚本賞
  • ナショナル・ボード・オブ・レビュー:助演男優賞
  • パームスプリングス国際映画祭:主演男優賞
  • フェニックス映画批評家協会賞:主演男優賞、アンサンブル演技賞
  • サンフランシスコ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞
  • サウスイースタン映画批評家協会賞:作品賞、主演男優賞、脚本賞

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